こんなお悩み、解決します。
- 「ミッションステートメントって何?」
- 「どうやって作ればいいの?」
- この記事を読めば、そんな疑問がスッキリ解消します。

初めての方でも簡単にミッションステートメントを作れる方法を、
オリジナル資料をもとに分かりやすく解説します。
特に、初心者がつまずきがちなポイントも丁寧にフォローするので、
読み終わるころには自分だけのミッションステートメントが完成しますよ!
そもそも、ミッションステートメントとは何かというと、簡単に言うと「指針」です。
具体的には、
- 「自分の大切なものがはっきりする」・・・何を一番大事にしているかが明確になります。
- 「目標や夢が明確になる」・・・短期的な目標から長期的な夢までが自然とつながります。
- 「自分らしい判断ができる」・・・自分の意思で選んだ行動に自信が持てて後悔することが少なくなります。
これがあるだけで、日々の行動や目標がぐっと明確になり、困難なときの支えになったり、自分の成長を感じられます。
最終的なゴールイメージとして、【『7つの習慣』書籍内で紹介されているミッションステートメントの例】をご紹介します。
- (例1)私の人生のミッションは、誠実に生き、人の人生に違いをもたらすことである。
- (例2)私の人生のミッションを達成するために次の枠割りを優先する
・夫 妻は私の人生において最も大切な人である。妻と共に、調和、勤勉、慈愛、倹約の精神を持ち、実りある家庭を築く
・父親 子供達が生きる喜びを深めていけるように手助けする。
・などなど、役割によってミッションを決めることもあります。
2つの例を紹介しましたが、最終的な形は人それぞれに異なります。



ミッションステートメントは人によって異なり、一見すると曖昧な表現に思えるかもしれません。
しかし、ゴールは「自分自身がしっくりくるかどうか」です。
ミッションステートメントとは
ミッションステートメントは、世界的な名著『7つの習慣』で紹介されており、全世界で愛読されている本です。
著者のスティーブン・R・コヴィー氏は、これを「人生を変える鍵」として位置づけています。
まずは、『7つの習慣』の中で解説されている基本的な考え方を押さえておくと、よりスムーズに作成に取り組めます。概要だけでも把握しておくと良いと思います。
ただ、本をじっくり読む時間が取れない方もいますよね。
そんなときはオーディオブックが便利です。
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通勤や家事の合間に耳で学べるので、「ながら作業」で効率的に理解できます。



私もこの本を何度も読み返しましたが、1章読むだけでも結構時間がかかります。忙しい方にはオーディオブックがおすすめですよ!
ちなみにオーディオブックは各章ごとに分割されています。
ミッションステートメントを作成する全体像
ミッションステートメントの作成を簡単にまとめると、
- 自分を知る:
憧れ、目標、役割を洗い出し、価値観を掘り下げる(ステップ1〜6) - 価値観を整理する:
整理、分類、絞り込みを行い、核心に迫る(ステップ7〜9) - 具体化する:
核となる価値観をフレーズ化し、最終的なミッションを完成させる(ステップ10〜12) - 応用する:
役割ごとのミッションに展開し、実際の行動指針として活用する(ステップ13)。
この作業を行うことで、自分を深く知り、行動につながる具体的な指針を作ることができます。
この指針が定まると、一貫性のある行動と意思決定ができるようになります。



ポイントは、一度で完璧を目指さないこと。
一度作ったら、数ヶ月運用して見直す。
その繰り返しで、自分らしい指針がどんどん磨かれていきます。
ミッションステートメント作成に必要なもの
特別な道具はいりません!
大きめの紙かノートがあればOKです。



タイマーを使って時間を区切ると、考えすぎを防げます!
とりあえずやってみることで、自然と行動力がアップしますよ
ミッションステートメントの作り方(フレームワーク)
ミッションステートメントを作成するための13ステップのフレームワークをご紹介します。
さっそく各セッションを見ていきましょう!
各ステップの目的
- ステップ1〜6は、自分を知るステップ
- ステップ7〜9は、価値観を整理するステップ
- ステップ10〜12は、具体化するステップ
- ステップ13は、応用するステップ
ステップ1:憧れの人物リスト(目安:10分)


目的: 他人への憧れから、自分が大切にしている価値観を見つける。
ステップ1:憧れの人物リストの具体的なプロセス
- 憧れている人を挙げる。 3名程度が理想的です。
- その人のどこに憧れるかを言語化する。
- そこから見える価値観を特定する
例文ですが、
憧れている人:父親、どこに憧れているか言語化する。
父はいつも家族のことを一番に考えて、自分のことを後回しにして家族を支える姿が本当に印象的です。どんなに大変な状況でも落ち着いて行動して、責任を持って対応する姿には、自然と信頼感が湧いてきます。それに、日々の何気ないことにも感謝を忘れずに、前向きに生きる姿は、周りの人に希望を与えていると思います。
価値観のヒント
- 家族愛:家族との絆を大切にする気持ち
- 責任感:周囲をしっかり支える姿勢
- 前向きさ:どんなときもポジティブに考える力



もし文章化が難しい場合は、箇条書きで書き出して、そこから見える価値観のヒントを探るのもOKです。
ステップ2:Have、Do、Beリスト作成(目安:10分)


目的: 自分が何を求めているかを整理し、目標を明確化する。
ステップ2:Have、Do、Beリストの具体的なプロセス
- 欲しいもの (Have)、やりたいこと (Do)、ありたい姿 (Be) を列挙する。
- 各項目から価値観を導く。
まず、Have、Do、Beを簡単に説明すると、
- [Have]・・・欲しいもの
- [Do]・・・・やりたいこと
- [Be]・・・・ありたい姿



思いついたことが現実性に欠ける場合でも、
あえて列挙することが大切です。
参考程度に例文ですが、
Have(欲しいもの)
- マイホームが欲しい
→ 価値観:家族が安心して暮らせる場所を持ちたい - 最新のスマートフォンが欲しい
→ 価値観:便利で快適な生活を楽しみたい - 家族みんなで使える車が欲しい
→ 価値観:家族と楽しい時間を過ごしたい
Do(やりたいこと)
- 家族旅行に行きたい
→ 価値観:一緒に特別な思い出を作りたい - 趣味を始めたい
→ 価値観:自分の時間を楽しんで充実させたい - 地域のボランティアに参加したい
→ 価値観:人の役に立つことに喜びを感じたい
Be(ありたい自分)
- 家族を大事にする人になりたい
→ 価値観:身近な人とのつながりを大切にしたい - 困っている人を助けられる人になりたい
→ 価値観:優しさや思いやりを持ち続けたい - 自信を持って生きられる自分になりたい
→ 価値観:ありのままの自分を受け入れたい



例えば、「セスナ機が欲しい!」のように、現実的でないことでもリストアップしてみるのがポイントです。
その裏側には「金持ちへの憧れ」や「自由に空を飛びたい」という価値観が隠れていることもあります。
こうした一見突飛な発想から、自分の本当の価値観や目指す方向性が見えてくることもあります。
ステップ3:余命1年リスト作成(目安:10分)


目的: 限られた時間で本当に大切にしたいことを見つける。
ステップ3:余命1年リスト作成の具体的なプロセス
- もし余命が1年なら何をするか考える。
- 行動の理由から価値観を抽出する。
短期間でやりたいことを見極めるためには、感情に流されず、後悔の少ない選択をするための思考が重要です。



何が本当に大切かを考えみてください。
思いつかない場合は、以下の問いが効果的です。
「この1年で何を達成したいか?」
「これをしなかったら後悔することは何か?」
「誰とどんな時間を過ごしたいか?」
例文ですが、
余命1年リスト(例20個)
- 両親に「ありがとう」と伝える
- 子供たちと毎日一緒に過ごす
- 世界一周旅行に挑戦する
- 大切な友人に再会する
- ボランティア活動で誰かを助ける
- 美味しいものを食べ歩く
- 絵や音楽などの新しい趣味に挑戦する
- 仕事仲間に感謝を伝える
- 毎日日記を書いて記録を残す
- 好きな本や映画をもう一度楽しむ
- 家族と毎日一緒に夕食をとる
- 将来の家族への手紙を残す
- 思い出の場所を訪れる
- 自然の中でリラックスする時間を作る
- まだ行ったことのない場所を旅行する
- 子供たちと将来について話し合う
- 新しいスキルや知識を学ぶ
- 一人でゆっくり考える時間を持つ
- 地域のイベントに参加して交流を広げる
- 自分の人生を振り返る時間を作る
価値観のヒント
- 感謝:普段言えない感謝を伝えたい
- 挑戦:やりたかったことに挑戦したい
- 思い出作り:大切な人と特別な時間を過ごしたい
- 自己表現:自分らしさを最後まで表現したい
- 平和:穏やかな気持ちで過ごしたい
ステップ4:「余命100年人生」行動リスト(目安:10分)


目的: 長期的な視点から、持続可能な目標や価値観を探る。
ステップ4:余命100年リスト作成の具体的なプロセス
思考プロセス
- 余命が100年ある場合のやりたいことをリスト化。
- それが反映する価値観を見つける。
短期的な満足ではなく、持続可能で意義ある生き方を設計するための思考が重要です。



20代、30代、50代、80代など年齢に応じた挑戦を考えることもできます。
例:「若い頃は学びと挑戦」「中年期は安定と貢献」「老後は楽しみと伝承」
などと、各フェーズで問いてみてもいいと思います。
例文ですが、
余命100年リスト(15個)
- 世界中をゆっくり旅して全ての文化を体験する
- 自然保護活動に人生をかけて貢献する
- 学校を建てて子どもたちに教育を提供する
- 科学研究に参加して社会を前進させる
- アートを極めて大作を残す
- 世代を超えるファミリービジネスを築く
- 長寿健康法を研究して共有する
- 大規模なコミュニティを作り、地域貢献する
- 人生を記録するエッセイや自伝を書く
- 世界平和のための活動を行う
- 孫や曾孫とともに新しい技術を学ぶ
- 食文化を深く学び、独自の料理本を出版する
- 宇宙旅行を目指して訓練する
- 人間関係を大切にし、深い絆を作り続ける
- 新しい言語や楽器を学び、人生を豊かにする
価値観のヒント
- 成長:学び続ける姿勢を持ちたい
- 貢献:社会や次世代に役立つことをしたい
- 楽しみ:自分自身の人生を豊かに楽しみたい
- 調和:人々や自然との関係を大切にしたい
- 創造性:新しいものを生み出し、後世に残したい



100年という長い時間を前提に考えることで、人生の余白や余裕を楽しみつつ、持続可能で充実した生き方を追求できます。
焦らず、自分のペースで考えるという視点も大切です。
ステップ5:役割リスト(目安:10分)


目的: 自分の役割ごとに求められる姿を具体化する。
まずは、役割を簡単に説明すると、
夫:パートナーと家庭を支える。
父親:子どもに安心感を与える。
リーダー:チームの目標をサポートする。
友人:相談役として付き合う。
みたいに、自分の家庭、仕事、趣味などの自分の環境から果たすべき責任や役目のことです。
洗い出した役割に期待されることや、自分の理想像を整理していきます。
ステップ5:役割リスト作成の具体的なプロセス
思考プロセス:
- 自分の状況を整理する・・・・家庭、仕事、趣味などの関わる環境を洗い出す。
- 期待される役割を考える・・・周囲(家族、職場、友人)から期待されていることをリスト化。
- 価値観を見つける。



役割が思いつかない場合は、自分や周囲との関係を問いかけるとヒントが得られます。「どんな人でありたいか?」「家族や職場でどんな役割を担っているか?」を考え、周りからの期待や自分が大切にしていることをリスト化します。また、「将来どんな人になりたいか?」「憧れる人の役割は何か?」といった視点も有効です。
例文ですが、
役割と理想のあり方
- 親:子どもが自信を持って生きられるように愛情とサポートを惜しまない親でありたい
- 友人:どんなときも相談に乗れる信頼される存在でありたい
- 会社員:責任を持って仕事をこなし、チームに貢献できる人でありたい
- 地域の一員:地域活動に積極的に参加し、暮らしやすい社会を作る一員でありたい
- 学び手:新しい知識を吸収し、自分の成長を楽しむ人でありたい
価値観のヒント
- 信頼:周囲に安心感を与える存在でありたい
- 責任感:自分の役割を全うし、貢献を重視する
- 思いやり:他人に寄り添い、助け合う気持ちを持ちたい
- 成長:常に自己改善を目指す姿勢を大切にする



役割リストを考えることで、自分の価値観や生き方が明確になり、目標や行動が具体化します。必要な役割に集中でき、時間やエネルギーを有効活用できるため、充実感や満足感が高まります。
ステップ6:弔辞で言われたい言葉(目安:10分)


目的:自分がどのように記憶されたいかを考え、理想像を描く。
弔辞(ちょうじ)とは、お葬式などで故人に送る別れの言葉です。
お葬式を「自分の人生を振り返り、理想の生き方を考える機会」と捉えてみてることで、悲しさよりも、自分が大切にしたい価値観や目標に焦点を当てることで前向きに考えられます。
ステップ6:弔辞で言われたい言葉の具体的なプロセス
思考プロセス:
- 理想の人生像をイメージする・・・「どんな人として記憶されたいかを考える」
例:「家族を大切にした人」「誠実で思いやりがある人」 - 大切な人を思い浮かべる・・・「誰が自分の弔辞を読むかを想像し、その人にどう思われたいかを考える」
例:「尊敬される上司」「頼りになる友人」 - 具体的な言葉を考える・・・「どんなエピソードを語ってほしいか」
例:「一緒に乗り越えた困難」「いつも励まされた言葉」 - 価値観を見つける



弔辞で言われたい言葉が思いつかない場合は、「どんな人でありたいか」「どんな価値観を大切にしているか」「誰にどう思われたいか」などを問いかけ、自分の理想や影響を振り返りましょう。
例文ですが、
妻からの弔辞
「あなたは家族を第一に考え、私たちをいつも支えてくれました。あなたの優しさと愛情のおかげで、私は安心して笑顔でいられました。本当にありがとう。」
友人からの弔辞
「彼はどんな時でも頼りになる友人でした。困った時に相談すると、いつも的確なアドバイスをくれて、その存在自体が心強かった。あなたがいなくなるのは本当に寂しいです。」
会社の同僚からの弔辞
「彼は常に責任を持って仕事をこなし、周囲の雰囲気を明るくする素晴らしい人でした。その努力と人柄は、チーム全員に大きな影響を与えました。心から感謝しています。」
価値観のヒント
- 愛情:家族や身近な人への深い愛情を重視
- 信頼:人に頼られる存在であることを大切にしたい
- 影響力:周囲に良い影響を与え、感謝される生き方をしたい
- 責任感:家族や社会、仕事に対して真摯に向き合う姿勢



弔辞を考えることで、どんな人生を送りたいかが明確になり、自分の価値観や理想像を再確認できます。これにより、日々の行動や目標が具体化し、後悔の少ない人生をデザインする手助けとなります。
ステップ7:才能、長所(目安:10分)


目的: 自分の強みや魅力を明確化する。
才能は、生まれつき得意なことや、頑張って上手になったことです。長所は、性格や行動で他の人に良い影響を与えるところです。



才能や長所を明確化することで、自分の価値を理解し、自信を持つことができるようになります。それが今後の目標設定やキャリア選択に役立ちます。
ステップ7:才能、長所の具体的なプロセス
思考プロセス:
- 自分の才能や長所を洗い出す。
- それを支える価値観を考える。
自分の経験や特徴を整理し、強みを見つけることは、苦手な人も多いかもしれません。
ミイダスなどの、転職サイトの性格診断を利用すれば、簡単なアンケートで自分の強みを洗い出すことができます。
登録は少し手間ですが、「バイアス分析」の精度が高くおすすめです。
例文として
才能(10個)
- 思いやり
- 責任感
- コミュニケーション力
- 計画力
- 成長意欲
- 柔軟性
- 創造力
- サポート力
- リーダーシップ
- 問題解決能力
例文(才能)
- 思いやり:「人の気持ちに寄り添い、状況を理解して行動する力があります。」
- 責任感:「どんな役割でも最後までやり遂げる力があります。」
- 創造力:「アイデアを形にする力で、新しい可能性を見出せます。」
長所(10個)
- 親しみやすさ
- 信頼性
- 共感力
- 協調性
- 忍耐力
- ポジティブさ
- 時間管理能力
- 自己反省力
- 決断力
- 誠実さ
例文(長所)
- 信頼性:「約束を守り、周囲に安心感を与えます。」
- ポジティブさ:「どんな状況でも前向きな視点を忘れません。」
- 共感力:「他人の立場に立って物事を考えられる力があります。」
ステップ8:キーワードを拾う(目安:10分)


目的: 各ステップで見つけた価値観を整理する。
各ステップで書き出した「キーワード拾う」ことをしていきます。
まとめかたは、多用している言葉、意識していた価値観、意識していなかった価値観に印をつけるといいです。
ステップ8:キーワードを拾うの具体的なプロセス
思考プロセス:
- これまでのステップで出た価値観を全てリスト化。
- 頻出するものや意識されていなかったものを分類。
例文ですが
多用している言葉(意識している価値観)
- 家族愛
- 責任感
- 思いやり
- 成長
- 貢献
意識していた価値観
- 家族や友人への感謝とつながり
- 自分の役割を果たすことへの責任感
- 他人に喜びや助けを与える貢献
意識していなかった価値観
- 自然との調和
- 静かで穏やかな時間を求める平和志向
- 自己表現への欲求
ステップ9:キーワードを絞り込む(目安:10分)


目的: 自分の大事な価値観を絞り込む。
キーワードを絞り込むとは、多くの候補から本当に大切なものを選び、優先順位をつけることです。



ステップ8のキーワードに優先順位を番号で付けると、スムーズに進められると思います。
ステップ9:キーワードを絞り込むの具体的なプロセス
思考プロセス:
- 整理した価値観から最も重要なものを5つ選ぶ。
- その理由を、ありたい自分や将来像と結びつけて説明する。
例文として、
選ばれた5つのキーワード
- 家族愛
→ 大切な人と絆を深めることを人生の軸にしたい - 思いやり
→ 他者への配慮や優しさを行動の基盤にしたい - 責任感
→ 自分の行動や役割に対して真摯でありたい - 成長
→ 常に自分を高め、新しい可能性に挑戦したい - 貢献
→ 社会や周囲の人々に役立つ存在になりたい
選んだ理由
これらはステップ1~8の中で何度も登場し、理想の自分像を形作る重要な要素です。
特に「家族愛」や「思いやり」は日常での行動指針となり、「成長」や「貢献」は未来を見据えた目標として重要です。
「責任感」はこれらを支える根幹の価値観であるため選びました。
ステップ10:キーワードをフレーズにする(目安:20分)


目的: 絞り込んだ価値観を一文にまとめ、簡潔に表現する。
キーワードをフレーズ化するとは、単語や短いキーワードを、自分の価値観や考え方を具体的に表現する短い文章にすることです。



簡単な例ですが、「挑戦」→「新しいことに恐れず挑戦し続ける」など。
ステップ10:キーワードをフレーズにするの具体的なプロセス
思考プロセス:
- 5つの価値観を含むフレーズを3つ考案
- 一文にすることで全体像をシンプルにする
キーワードをフレーズにするのが難しい場合は、「誰に」「何を」「どうする」 の3つを意識すると簡単です。
例えば、「家族愛」を基にすると、「家族に安心と幸せを届ける」「家族との時間を大切にする」というように、具体的な行動や目標を盛り込むことで自然にフレーズが作れます。
例文ですが、
例文1
「家族と深い絆を築きながら、他者への思いやりを忘れず、自分を高めて社会に貢献できる人でありたい。」
例文2
「責任感を持って周囲を支え、家族と共に成長し、社会の中で信頼される存在になりたい。」
例文3
「思いやりを持ちながら、常に成長を追求し、大切な人や社会に対して良い影響を与えられる人になりたい。」
ステップ11:フレーズの説明文を考える(目安:20分)


目的: 作成したフレーズの背景や意図を明確化する。
フレーズの説明文を考えるとは、フレーズの背景や意味を具体的に説明することです。
そのフレーズが自分にとってなぜ重要なのか、どのような価値観や行動を表しているのかを明確にすることで、目標や行動指針として具体性が増し、自分自身で理解しやすくなります。



簡単な例ですが、「新しいことに挑戦し続ける」→変化を恐れず、常に成長の機会を探し、挑戦することで、自分の可能性を広げたいと考えています。などです。
ステップ11:フレーズの説明文を考えるの具体的なプロセス
思考プロセス:
- フレーズごとに「なぜこのフレーズを選んだか」を記述。
- 背景となる価値観や目標を説明。
フレーズの説明文が難しい場合は、「なぜこれが自分にとって大切なのか」を素直に言葉にすると良いです。
背景やきっかけ、実現したい未来を簡単に書くと、自然に説明文が作れます。
例文ですが、
例文1の説明文
「家族と深い絆を築きながら、他者への思いやりを忘れず、自分を高めて社会に貢献できる人でありたい。」
このフレーズは、家族を中心とした人生の価値観と、自分を磨きながら社会に役立つ存在でありたいという目標を表しています。家族愛と他者への思いやりが軸になっており、成長と貢献を意識しています。
例文2の説明文
「責任感を持って周囲を支え、家族と共に成長し、社会の中で信頼される存在になりたい。」
責任感を重視しながら家族と共に成長する姿勢を描きました。社会の中で信頼される存在になることで、自分の役割を果たしつつ周囲に良い影響を与えたいという思いを込めています。
例文3の説明文
「思いやりを持ちながら、常に成長を追求し、大切な人や社会に対して良い影響を与えられる人になりたい。」
思いやりと成長を同時に追求する姿勢を表現しました。自分だけでなく、周囲や社会全体に良い影響を与えることを目標にしています。家族や友人、そして広い社会への貢献が重要なテーマです。
ステップ12:文章にすることでミッションステートメント完成!(目安:20分)


目的: フレーズとその背景を融合し、最終的なミッションステートメント文を完成させる。
文章にするとは、これまで洗い出してきた価値観、フレーズ、説明文を一つに統合し、自分のミッションや目標を表す一貫した文章を作ることです。
この文章は、自分がどのように生きたいか、どんな価値を大切にするかを表現した「意思表明」となり、行動の指針や人生の軸として活用できます。



あと少しで完成です!
ここまで進めてきた自分をぜひ誇りに思ってください!
ステップ12:文章にすることの具体的なプロセス
思考プロセス:
- フレーズと説明文を統合して100文字以内でまとめる。
- 完成した文が自分の指針として適切か確認する。
ミッションステートメントを文章化するのが難しい場合は、「自分が大事にしている価値観」と「それをどう行動に移したいか」を一文でつなげると良いです。
短く、具体的に考えると書きやすくなります。



これまでのプロセスを振り返り、難しく考えすぎず、つなぎ合わせてみるのも一つのポイントです。
ゴールはとにかく、完成させることです。
ステップ13 役割ごとのミッションを考える(ステップ12を運用後検討)


目的:人生の中で果たすべき役割を明確にし、それぞれにおいて大切にしたい価値観や目標を具体化すること



これまでのステップ1〜12とやり方は同じです。
役割ごとのミッションを作ることで、さまざまな場面でバランスの取れた生き方が実現しやすくなります。
まずはステップ12の個人ミッションを実践してから検討すれば良いと思います。
まとめ
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
この記事について、何かご不明な点がございましたら、ぜひお気軽にコメントでお知らせください。
このプロセスを通じて、自分の価値観や目標を深く見つめ直し、行動の指針となるミッションステートメントを作成できました。
大切なのは、完璧を目指すのではなく、今の自分に合った言葉を素直に表現することです。
これからも、自分らしく成長しながら目標を追い続け、周りに良い影響を与えられるような生き方を目指していきましょう。
まだ『7つの習慣』を読んだことがない方は、こちらからぜひお手に取ってみてください。
お時間がない方は、オーディオブックが便利です。
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コメント
コメント一覧 (4件)
『はじめてミッションステートメント作る方にオススメ!手順と例文』
大変参考になりました。
定年退職後、自身の経験を振り返り「職業生活において、働きながら自分のキャリアプランを早めにデザインする」ことの大切さを、縁がある方にお話ししようと資料を作っています。
しかし、現役時代に自身が億劫がっていたため「自身のビジョン・ミッションを明確にする」術を知らず、
色々な文献を読んでもしっくりこないため悩んでおりました。
そんな時、『かわログ』表題の記事に接し、目からうろこが落ちたスッキリ感を得ることができました。
12のステップをまず自分で取り組み、整理しながら機会があれば人に伝えたいと思っております。
これからも読ませていただきますのでよろしく願いいたします。
メンフィスの伝道師様
お褒めの言葉ありがとうございます。
わからないことがありましたらぜひ連絡ください。
『はじめてミッションステートメント作る方にオススメ!手順と例文』
拝読いたしました。
定年後、50歳以上の定年前のミドル・シニアに「ビジョン・ミッションに基づくキャリアプランの大切さ」を説く機会があればと資料を作っていますが、実行するためのワークショップに悩んでいましたが
『かわろぐ』の表記文章に出会い、目から鱗が落ちました。
これからも『かわろぐ』読ませていただきます。
注;今朝お送りしたのですが着いているか不安でしたので同内容を送らせていただきます
『はじめてミッションステートメント作る方にオススメ!手順と例文』拝読させていただきました。
実際、『7つの習慣』を呼んだ後、ミッションステートメントの作成を始めたたのですが、より具体的で詳細な方法・プロセスがなく、頓挫しておりました。
貴ブログを拝読しながら、自身のミッションステートメントを“仮決定”致しました。
今後も改善・修正をしていく所存です。その際、再度貴ブログを参考にさせていただきます。
ありがとうございました。