悩み
- 仕事中心の生活に悩んでる
- 自分がいないと仕事が回らないと感じている
- 仕事に追われて家族との時間が取れない
- このままの働き方で良いのか迷っている
この悩みに回答します!
仕事を抱え込みすぎていませんか?
「自分がいないと職場が回らない」「休みたくても休めない」と思いながら、
どうにもならないと感じる毎日を繰り返していませんか。
「このままではいけない」と感じつつも、なかなか行動に移せない方も多いでしょう。
この記事では、仕事と暮らしのバランスを整え、心に余裕を持つヒントをご紹介しています。
最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
私も支店長時代、管理監督者の立場にありました。
平日は12時間以上働き、土日は会議資料の作成や顧客対応で、社用携帯が手放せない日々でした。
ため息が増え、「また仕事か」と気が重くなり、心の余裕を失ってイライラすることも多くなりました。
自分らしさを見失い、プレッシャーに押しつぶされそうな時期もありました。
転職し、今では定時退社が当たり前になりましたが、あのまま続けていたら、きっと心が壊れていたと思います。
この記事は、公私のバランスを取り戻したい方にとって、少しでも参考になるのではないでしょうか。
本記事の信頼性
- この記事を書いている私はキャリアコンサルコンサルタントです。
- これまでの仕事の中でも人材紹介業や求人広告業、労務コンサルタントを経験
- 専門的な視点からわかりやすく解説します。
仕事に追われる毎日。その原因は?
なぜ、気づけば仕事中心の生活になってしまうのでしょうか。
その原因のひとつは、「自分がいないと回らない」という思い込みにあります。
誰かに仕事を任せたいと思いながらも、「自分がやったほうが早い」と思ってしまう。
部下に任せるより、自分で片付けたほうが安心できるからです。
私も気持ちすごくわかります。
部下に任せようとしたけど、何度も同じミスをされる。
結局、自分でやった方が早いと感じてしまった経験があります。
でも、その結果、自分が抱える仕事が増え続ける。 家に帰るのは寝るためだけ。
休日も、頭の片隅には仕事のことが残り、心から休めない日々が続いてしまいます。
家族や友達との時間が取れず、心に隙間が生まれる
「もっと家族や友達と一緒に過ごしたい」と思っている。 けれど、気づけば休日も仕事に追われている。
子どもが「今日、学校でこんなことがあったんだ」と話しかけてくれる。
でも、疲れすぎて「後でね」と答えてしまう。
パートナーからは「家にいるのに、心はどこか別の場所にいるみたい」と言われる。
そして友達からの誘いも断り続けて、誘われなくなってしまった。
そんな日々が続くと、家族との時間が減り、コミュニティーがなくなり、孤独感が募ります。
私は、気づけばパートナーとの約束より仕事を優先することが増えていました。そんなとき、「私と仕事、どっちを選ぶの?」という一言が心に刺さりました。
その瞬間、自分が抱え込んでいた仕事を手放す勇気が湧き行動できました。
仕事を手放す勇気を持ちましょう
あなたの仕事が忙しい理由の一つは、「誰かに頼れない」ことかもしれません。
「自分でやったほうが確実」と思うのは、責任感の表れだと思います。
でも、完璧にこなすために、すべてを自分で抱え込む必要はありません。
- 部下に任せる範囲を少しずつ広げる
- 自分でやるべき仕事を見極める
- 完璧を求めすぎない
もちろん、最初は思い通りにいかないこともあります。
でも、失敗を通して、部下は成長していくものです。
仕事を任せるときは、木の幹にあたるゴールと方向性をまず自分で考えることが大切です。この幹部分の5割は自分で決め、残りの5割は部下と一緒に考えると、失敗のリスクを減らせます。
いきなりすべてを部下に任せると、方向がズレてしまうことがあるため、このステップが重要です。
具体的な行動(枝葉の部分)は、部下に任せるのが基本ですが、心配なら具体的な行動をリスト化させてアクションを起こす前に確認する場を設けるといいと思います。
あとは、どのタイミングで報告を受けるかを事前に決めておくと、スムーズに進みます。
この流れを意識すれば、部下に無理なく仕事を任せられ、負担が減るはずです。
行動を起こすサインを見逃さない
もし「このままではいけない」と思ったら、それは変化のタイミングだと思います。
転職しなくても、働き方を見直すことで、今の職場でも無理なく続ける方法が見つかるかもしれません。
例えば、
- 休日は社用携帯を留守電にして取らないようにする
- 短時間でも家族との時間、友人との時間を意識して増やす
- 部下の仕事を見守る余裕を持つ
- 1日5分程度でいいのでリラックスするための時間を設ける
これらの小さな変化が、仕事と暮らしのバランスを取り戻す第一歩です。
私も「自分にしかできない」と思い込んでいましたが、行動すると案外どうにかなるものです。とはいえ、本当に人手不足で自分の力だけでは限界がある場合は、直属の上司や役員、代表取締役に相談するのが大切です。
その際、「このままでは部署メンバーが耐えられない」「自分自身の心が壊れてしまうリスクがある」と、具体的に現状を伝えましょう。
そうすることで、顧客の見直しや部署編成、新たな人材の投入といった、根本的な改善策が取られる可能性が高まります。
もし、事業主がその状況を無視する場合は、転職の検討や長時間労働(労災)といった選択肢もあります。
限界を超える前に、解決策を冷静に考えることが重要です。
仕事も暮らしも大切にする生き方を
「自分のために働く」そんな考え方にシフトするだけで、気持ちが少し楽になります。
仕事を抱え込みすぎると、心に余裕がなくなり、周囲に伝わる雰囲気もピリピリしてしまいます。
でも、少しずつ周りに頼れるようになれば、仕事もスムーズに進むようになる。
家族との時間も自然と増えて、心にゆとりが生まれます。
大切なのは、「仕事をするために生きる」から、「自分の暮らしのために働く」意識への変化。
その小さな一歩が、きっとあなたのモヤモヤを解消するヒントになるはずです。
日本の労働基準法における労働者の考え方は「事業主に使用され、賃金を支払われるもの」です。つまり、仕事は働いた時間に対する報酬にすぎません。
しかし、昇進するほど会社への帰属意識が強くなり、通常業務以外にも責任や付加価値を求められる場面が増えるのではないでしょうか。
それにもかかわらず、一般社員との年収差が何百万円、何千万円もあるわけではないことが多いと思います。
私もかつては、「会社のために働くことが、自分の成長につながる」と本気で信じていました。
でも、あるとき気づいたのです。
「会社のために尽くすより、自分の時間と成長に目を向けたほうが、最終的に得られるものが大きい」ということに気づきました。
この文章が、仕事中心の毎日を少しでも変えたいと思う方の、行動のきっかけになれば幸いです。
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