こんにちは。ばたこです。
転職を考えたとき、「未経験だから難しいかな」と感じることはありませんか?
年齢が転職に与える影響は大きいですが、実は「未経験」と一言で言っても種類があります。
そして、未経験の種類によって転職成功の難易度は変わるのです。
まずは、自分がどのパターンに当てはまるのかを確認してみましょう。
時間を無駄にしないためにも、「どんな努力が効果的か」を見極めることが重要です!きっとこの記事を読めば、あなたの転職に一歩近づきます!
本記事の信頼性
- この記事を書いている私はキャリアコンサルコンサルタントです。
- これまでの仕事の中でも人材紹介業や求人広告業、労務コンサルタントを経験
- 専門的な視点からわかりやすく解説します。
未経験の3種類とは
未経験の3種類とは、状態のことを指しています。
完全未経験
全くその仕事に携わったことがない状態です。
例えば、営業職からITエンジニアを目指す場合など、経験ゼロの状態を指します。
完全未経験は32歳〜35歳くらいが限界年齢です。
企業は新しく人を採用するとき、研修に時間や費用がかかるため、「年齢が上がるほど準備に時間が必要かもしれない」と判断することがあります。
プチ未経験
資格取得や職業訓練を受けた経験がある、または趣味でその分野に触れている状態です。
例えば、趣味でWEBデザインを学び、ポートフォリオを提出できる人はこれに該当します。
完全な実務経験はなくても、「これまでにこんなことができました!」とアピールできるポイントがあります。
プチ未経験の人は、年齢にとらわれることが少なくなります。ポテンシャル採用を狙うためには、ポートフォリオや資格など、実際の仕事に役立つ成果をしっかり見せることが大切です!
ポートフォリオは、クラウドワークスなどのサービスで仕事として採用された経験があると、さらにアピールになります。
また、資格は目指す仕事に関連するものが重要です。
例えば、介護職なら「介護初任者研修」、不動産業界なら「宅建」、人材業界なら「キャリアコンサルタント」、WEB系なら「ITパスポート」、経理や事務系なら日商簿記2級や建設業簿記など、
さらに国家資格を持っていると信頼度がぐっと上がります。
資格は、実務に直結するものを選ぶのがポイントです!
業界未経験
同じ職種の経験はあるけれど、異なる業界へ転職を目指すパターンです。
例えば、不動産業界の営業から人材業界の営業に転職する場合など、仕事内容は似ているけれど業界が異なるケースです。
これまでの経験を活かして、似た業務のスキルをアピールすることもできます。こうした「軸を少しずらした転職」は効果的な方法のひとつです。
自分の未経験を理解しよう
この3つの未経験パターンを理解することで、自分がどの状態にいるのかが見えてきます。
そして、「限界年齢」を超えているかどうかもこの段階で判断できます。
ポイントは、“完全未経験”の場合は少し戦略が必要だということです。
各未経験パターンの解説
自分のパターンが分かれば、そのパターンをご参考下さい。
完全未経験
このパターンの人は、企業からすると「一から教える必要がある」と見られるため、
採用のハードルが少し高くなります。
そのため、意欲をしっかり伝えることが大切です。
具体的には、
- なぜこの会社・仕事じゃなきゃダメなのか?
- どんな貢献をしようと思っているのか?
といったことを明確に伝えましょう。
プチ未経験
プチ未経験の人は、自分のスキルや成果を具体的に見せることが重要です。
- 資格取得の証明書
- 作成したポートフォリオ
こうした資料を準備することで、企業に「この人は学ぶ意欲があるし、ある程度の知識もある」と思ってもらえます。
業界未経験
業界未経験の人は、職種としてのスキルをアピールしましょう。
- 業界を選んだ理由は、これまでの実績や似た業務の経験をベースに考えると、説得力が増します。
- 再現性についても同様に、過去の実績や似た業務から「新しい環境でも成果を出せる」ことを具体的に伝えると効果的です。
- 管理職や役職の経験がある場合は、それも積極的にアピールしましょう。リーダーシップやマネジメントスキルは、どの業界でも高く評価されます!
これらは業界が違っても通用するスキルです。
完全未経験者の戦略
完全未経験の人が転職を成功させるには、いくつかのポイントがあります。
1 応募先を絞りすぎない
最初から理想の企業だけに絞らず、幅広く求人を探してみましょう。
未経験者を歓迎している会社は意外と多いので、まずは一歩踏み出して応募することが大切です。
一度内定が決まれば、その後に理想の企業へ挑戦しやすくなります。
内定がある状態とない状態では、気持ちに大きな余裕が生まれますよ!
2. 言語化対策をしっかり行う
「なぜこの仕事をしたいのか」をしっかり言語化しておくことが大切です。
言語化ができていない方は、簡単なツールを使って、強みと弱みを洗い出しましょう。
私の記事でも強みを簡単に調べる方法をお伝えしているので良ければ参考にしてみて下さい。
>>転職成功のカギは“強み”!自分の強みを簡単に見つける方法を紹介
3. プチ未経験者にランクアップする努力をする
転職活動の面接で「完全未経験の業界に応募するために、どんな努力をしてきましたか?」と質問されることはよくあります。このとき、ありきたりな回答をしてしまうと、他の応募者と差別化が難しくなります。
特に、年齢が上がるにつれて「他の応募者との差」が採用のポイントになるため、小手先の回答ではなく、具体的な行動を示すことが大切です。
例えば、職業訓練を受けたり、資格を取得したり、自分で作品を作成するなど、実績を積むことは有効です。
そういった行動を積み重ねることで、“完全未経験”から“プチ未経験”の段階にランクアップできます。
この段階に上がるだけで、企業からの評価も変わり、年齢の壁を超えたポテンシャル採用の可能性が生まれます。
時間を無駄にしないためにも、「どんな努力が効果的か」を見極めて、少しずつ実績を積んでいきましょう。
まとめ
未経験といっても、完全未経験、プチ未経験、業界未経験の3種類があります。
自分がどのパターンに当てはまるのかを理解すれば、どんな戦略を取るべきかが見えてきます。
特に、完全未経験の方は「応募先を広げる」「言語化の練習をする」「プチ未経験者にランクアップする努力をする」という3つのポイントを意識しましょう。
未経験の転職は不安がつきものですが、しっかり準備すれば必ず道は開けます!
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